Xデーまな板の鯉
8時40分病院到着
診察券を出すと、待ってましたと言わんばかりに受付の女性が 「○○さん、こちらの方へどうぞ」と病室に案内する 面倒臭い入院の事や検査前にやることの一通りの説明が済んだ 水分をたくさんとって、検査後にはたくさんのおしっこと造影剤を一緒に出さなくてはならない 9時半からはどんどん時間は迫って来る いよいよ決行時間の10時が迫って来る なんとも言えないどんよりした気持ちが迫って来る あー来てしまった看護士さん リングに上がるボクサーはこんな気分なんだろうか 廊下をシャドーして歩きたい気分だったが、さすがにやめた こちらです!と手を差し伸べた先には手術室の大きな扉があった 4月28日の膝の手術から4ヶ月半、またこの部屋に来てしまったのか 俺は何をやってんだ 扉は自分で開けた わー!と言う後楽園ホールの歓声どころか、どたばた準備で動き回る看護士と リングには似ても似つかない細長い手術用ベッドがある 俺はリングに立つどころか始めから寝かされた もうKOです 不思議と心臓の鼓動は平穏だ この前の膝の時もそうだったのだが 俺ってあきらめがいいのかもしれない これが本当のまな板の鯉 執刀を待つだけなのだ では始めますよいいですか? はいと極自然に返事が出来た
by torausagi-indo
| 2008-09-07 19:15
| 健康
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