昭和の私シリーズ〜5〜
淡路島に渡った俺たちはもう日が暮れかけてる事もあって
今晩の宿を探し始めた もちろん宿といっても 最初の誓約通り 野宿の自然の寝室探しとでも言おうか 最初の宿泊なんで、素人 どんなとこに寝袋を敷くのかイメージはみんな持ってたのかなあ そんなこと聞いた事無いな 俺はとにかく屋根があればと思ってた気がする しかし決まったのは瀬戸内海海岸ベリ砂浜だった 島の南東側 月夜を見上げながら3人は 初日の車を縫うような道を走って来た疲れに、一気に襲われ眠りについてしまった 午前3時ころだったか なにか未確認宇宙生物に襲われそうなざわついた周辺に気づき 俺は一気に目が開いた 「がばっ」上半身を起こした俺が見た物は 月明かりを吸収した半透明な無数の砂虫が寝袋の上に這っているおぞましい光景だった 「わあっ!」 と声を上げたと同時に俺の横に寝ていた2人の寝袋の上からも ササッと砂の中に一斉に入って行く砂虫を見た 俺は2人を起こして不気味な生物に襲われる警告を発したのだが 「ああ」 起きたか起きないか分からない気のない返事だった 俺はその後、月を見上げ横になったのだが あんな恐怖を味わったにも関わらず、一瞬で眠りについたのだった -寝たのかよー-
by torausagi-indo
| 2008-07-24 23:59
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